名主川 千恵さん ➀

chie nanushigawa 81年生れ
淡路島生まれ 京都の和菓子屋で手作り和菓子を作る仕事をしています
見て楽しい、食べて嬉しい和菓子を作ります
季節の移り変わりや花鳥風月、旬の食べ物や本の一節など日常にヒントをもらい、考えた和菓子です
楽しんでいただけたら嬉しいです
(instagramより)

  
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     着せ綿こなし
     赤こしあん 山芋ねりきり

名主川さんに和菓子についてのお話をお聞きしました。
※何回かに分けてこのブログで掲載していきます。

(マルクト)
まず始めに今のお仕事は、和菓子職人という呼び名で良いですか?
(名主川) 
実は、自分自身で一番決め兼ねているところです。
私個人の和菓子職人像がはっきりとあるので、私はこれには当てはまりません。
(マルクト)
名主川さんの和菓子職人像とは、どのようなものですか?
(名主川) 
初めてお世話になった和菓子屋に戦前から丁稚奉公として始めた工場長、副工場長がおられました。
私にとって和菓子職人とは、そのお二人が思い浮かびます。一徹を貫く姿勢。
お二人は80歳台、70歳台の方でしたが常に新しい仕事に挑戦しておられました。
太い一つの哲学を持っていて、和菓子に関するあらゆる知識と技術を持っていました。
圧倒的な存在感がありました。
このお二人から私は、和菓子の作り方ではなく、和菓子作りに対する姿勢を学びました。
お二人から学んで大切に守っている、守ろうとしている事はたくさんあります。
その中でも、特に気をつけている事は「人に見られて恥ずかしい仕事はするな」です。
和菓子は手で作ります。作っている様子が汚らしく見えてしまうと、もう、汚いお菓子にしか見えません。
常に作業周りを整頓しながら仕事する。
製造途中段階であっても、お菓子の全て、ひとつひとつをキレイに並べる。
こうすることによって販売する人も、自然とお菓子を大切に扱ってくれます。
作る時も、姿勢やリズムを大切にする。
見られても恥ずかしくない仕事というのは、思っている以上にいろんな事に気を配りながらしなければいけません。
もう一つ、和菓子職人から学んだことで、肝に銘じていることがあります。
仕事のスピードです。「綺麗で遅い」では素人でも誰でも出来る。「綺麗で速い」でないとプロの仕事は務まらない。 
これは、いつでも意識しています。
      
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     野分(のわき)
     外郎  赤こしあん
            
  























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by dematimarkt | 2018-09-17 09:10 | お菓子 | Comments(0)

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